ウイルスようたい【ウイルス様体】
⇒ウイロイド
ウイルスようりゅうし【ウイルス様粒子】
見かけ上、ウイルスと似た外部構造をもつ構造体。通常、ウイルスはカプシドというたんぱく質でできた殻の中に、遺伝子(DNAやRNAなどの核酸)を収めている。一方、ウイルス様粒子はカプシドの殻もつが遺伝情報をもたないため、感染・増殖はしない。生体内にウイルス様粒子が入ると、生体は外部の殻を認識して免疫反応を起こし、通常のウイルスに対するのと同様に抗体をつくって攻撃を仕掛ける。このような性質を生かし、理論上感染の恐れがない安全なワクチン作成への応用が進められている。VLP(virus-like particle)。
ウイルスデマじょうほう【ウイルスデマ情報】
⇒デマウイルス
ウイルスホークス【virus hoax】
⇒デマウイルス
ウイルスせいはっけつびょう【ウイルス性白血病】
白血病ウイルスの感染によって引き起こされる白血病。ヒトの成人T細胞白血病のほか、ネズミ・ネコ・ウシ・サルなどの動物にもある。
ウイルスりょうほう【ウイルス療法】
ウイルスの増殖能を利用した治療法。癌 (がん) 細胞だけで増殖するように操作したウイルスを注射することで、腫瘍のみを破壊できるとされる。
ウイルスかんせんしょう【ウイルス感染症】
ウイルスが体内に侵入し、細胞内で増殖することによって起こる病気の総称。ウイルス性感染症。
ウイルスりゅうし【ウイルス粒子】
⇒ビリオン
ウイルスがく【ウイルス学】
ウイルスを研究対象とする学問。微生物学の一分野に含まれる。
ウイルスベクターワクチン【virus vector vaccine】
無毒または弱毒性のウイルスに病原体の遺伝子を組み込んだワクチン。接種すると細胞内で抗原たんぱく質がつくられ、免疫が得られる。→ベクター2