オスロごうい【オスロ合意】
《交渉がノルウェーの首都オスロで行われたことから》イスラエルとPLO(パレスチナ解放機構)の間で合意した、ヨルダン川西岸・ガザ地区でのパレスチナ人による暫定的な自治の実施に関する一連の協定。ノルウェーのホルスト外相らにより極秘交渉が進められ、1993年にワシントンで調印。1995年には自治区を拡大するオスロ合意Ⅱが調印され、パレスチナ暫定自治政府が成立。パレスチナ暫定自治合意。→中東和平会議
オスロこくさいへいわけんきゅうじょ【オスロ国際平和研究所】
世界の安定的平和や国際紛争の平和的解決のための研究・情報公開をする国際機関。1959年ヨハン=ガルトゥングにより創設され、平和研究機関の先駆となる。PRIO(Peace Research Institute Oslo)。
オスロだいせいどう【オスロ大聖堂】
《Oslo Domkirke》ノルウェーの首都、オスロの中心部にある大聖堂。同国の国教であるキリスト教ルーテル派の総本山。17世紀末に建造、19世紀半ばに改築され、現在の姿になった。6000本のパイプがあるパイプオルガンが有名。
オスロじょうやく【オスロ条約】
⇒クラスター爆弾禁止条約
オスロプロセス【Oslo process】
クラスター爆弾禁止条約の締結を目的とした交渉過程のこと。同爆弾の主要生産・保有国が参加するCCW(特定通常兵器使用禁止制限条約)では規制に向けた交渉が進展しなかったことから、ノルウェーを中心とする有志国やNGOなどが主導して、2007年2月に協議・交渉を開始。15か月の短期間で条約を採択した。→オタワプロセス [補説]2007年2月にオスロでの国際会議で禁止条約の策定を提言。3回の国際会議を経て合意を形成し、2008年5月のダブリン会議で条約を採択。同年12月にオスロで署名式が行われた。同プロセスでは、ノルウェーと連携して、国際的NGO連合体のクラスター爆弾連合(CMC)、オーストリア・バチカン市国・アイルランド・メキシコ・ニュージーランド・ノルウェー・ペルーの各国、および国連開発計画(UNDP)・赤十字国際委員会(ICRC)などの国際組織が中心的な役割を果たした。
オスロオペラハウス【Operahuset i Oslo】
ノルウェーの首都オスロにある歌劇場。臨海再開発地区に位置する。スノヘッタ建築事務所の設計により、2008年に開設。氷山を模した独特な外観で知られ、スロープ状の屋根の上を自由に歩くことができる。ミース‐ファン‐デル‐ローエ賞を受賞。ノルウェー国立オペラバレエ団が本拠地とする。
オスロフィヨルド【Oslofjorden】
ノルウェー南東部の湾。湾奥に首都オスロが位置する。地質学的には氷食によってできたフィヨルドと異なる。第二次大戦中の1940年にドイツ軍がノルウェーに侵攻した、オスロフィヨルドの戦いの舞台となった。