オランダじい【和蘭字彙】
蘭和辞典。桂川甫周 (かつらがわほしゅう) が「ドゥーフハルマ」を校訂し、安政2〜5年(1855〜58)に刊行したもの。→ドゥーフハルマ
オランダししがしら【オランダ獅子頭】
金魚の一品種。体や尾びれはリュウキンに似て、頭部に大きなイチゴ状の肉こぶがある。
オランダしょうがつ【オランダ正月】
太陽暦の正月。江戸後期、寛政6年閏11月11日(1795年1月1日)、蘭学者の大槻玄沢 (おおつきげんたく) が太陽暦による新年を祝ったのに始まる。
オランダしょうかん【オランダ商館】
江戸時代、日本に置かれたオランダ東インド会社の支店。慶長14年(1609)平戸に設置されたが、寛永18年(1641)長崎の出島に移転を命じられ、幕末に及んだ。
オランダずみ【オランダ墨】
インクのこと。
オランダせきちく【オランダ石竹】
カーネーションの別名。
オランダぜり【オランダ芹】
パセリの別名。
オランダつうじ【オランダ通詞】
江戸時代、長崎でオランダとの貿易や外交に通訳を務めた人。蘭通詞。
オランダどくりつせんそう【オランダ独立戦争】
スペイン領ネーデルラントが行った独立戦争。フェリペ2世の新教徒弾圧、重税政策などに反抗して1568年開戦。1579年、北部7州がユトレヒト同盟を結成して抗戦を継続し、1581年にネーデルラント連邦共和国を樹立して独立を宣言。1648年のウエストファリア条約によって正式に独立を承認された。八十年戦争。
オランダひがしインドがいしゃ【オランダ東インド会社】
1602年、オランダの諸会社が合同で設立した会社。政府の保護のもとに、ジャワ島を中心にして、独占的に香料貿易や植民地経営に当たった。1799年解散。