ドイツあやめ【ドイツ菖蒲】
アヤメの園芸品種の一。ヨーロッパ原産の数種を交雑して作られ、花色は紫・白・黄色など変化に富み、5、6月ごろ開花する。ジャーマンアイリス。
ドイツかくめい【ドイツ革命】
第一次大戦末期の1918年、戦況の悪化とロシア革命の影響のもとで、ドイツに起こった革命。11月のキール軍港の水兵の反乱に始まり、労働者の運動が展開、多数派社会民主党のエーベルトが臨時政権を樹立して帝政を廃止、共和制をしいた。1919年8月、ワイマール憲法を制定。十一月革命。
ドイツかんねんろん【ドイツ観念論】
《(ドイツ)deutscher Idealismus》18世紀後半から19世紀初めにかけて発展したドイツ哲学の総称。カントに始まり、フィヒテ・シェリングを経てヘーゲルによって完成される。自然に対し精神を優位とする立場をとり、世界を普遍的理念による体系として構築し、把握しようとする傾向を持つ。ドイツ理想主義。
ドイツきょうわこく【ドイツ共和国】
《Deutsche Republik》⇒ワイマール共和国
ドイツご【ドイツ語】
インド‐ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属する言語。ドイツ・オーストリア・スイス・リヒテンシュタインなどで話されている。同系統の英語に比べ、複雑な語形変化を有し、複合語が豊富。
ドイツごい【ドイツ鯉】
コイの飼養変種。ドイツで食用のために改良され、うろこが少ない。体高が高く、成長が速い。日本には鏡鯉・革鯉が知られている。
ドイツこうぎょうきかく【ドイツ工業規格】
⇒ディン(DIN)
ドイツたいそう【ドイツ体操】
18世紀にドイツに起こり、発達した体操。青少年の心身鍛練のため、鉄棒・鞍馬 (あんば) ・平行棒など器械運動を取り入れたもの。
ドイツていこく【ドイツ帝国】
1871年、普仏 (ふふつ) 戦争の勝利の結果成立した統一ドイツ国家。22の君主国と3自由市からなる連邦制をとったが、プロイセンが名実ともに帝国を支配し、プロイセン国王が皇帝、プロイセン首相が宰相を兼ねた。神聖ローマ帝国に次ぐものとして、ドイツ第二帝国ともいった。1918年、第一次大戦の敗北と、これと前後して起こったドイツ革命によって崩壊。
ドイツのうみんせんそう【ドイツ農民戦争】
1524年から1525年にかけてドイツで起きた大規模な農民の反乱。荘園制の解体による危機を、領主が封建地代強化で打開しようとしたことに始まった。宗教改革運動に呼応していたが、ルターは農民の急進化をみて領主側支持に転じ、戦争は農民の敗北に終わった。