ビッグピクチャー【big picture】
1 問題の全体像。大局。「—を把握する」「—を心に描く」 2 大きな画面。大画面の映画。
ビッグクランチ【Big Crunch】
宇宙終焉 (しゅうえん) のシナリオの一つ。ビッグバン以降、宇宙は膨張を続けているが、その平均密度がある臨界密度より大きい閉じた宇宙の場合、宇宙自身の重力によってやがて収縮に転ずる。ビッグバン後の経緯を逆にたどって超高温・超高密度の状態になり、最終的に宇宙の時空が潰れて特異点に収束する。現在の物理学では、そのような極限的な状態を説明するのに必要な一般相対性理論と量子力学を統合した理論がないため、最後の瞬間がどのようになるのか、また、再び膨張に転じるのかはわかっていない。また、現時点の観測事実からは、宇宙が開いているとされ、宇宙は永遠に膨張を続けると考えられている。→ビッグフリーズ →ビッグリップ
ビッグチル【Big Chil】
⇒ビッグフリーズ
ビッグフリーズ【Big Freeze】
宇宙終焉 (しゅうえん) のシナリオの一つ。ビッグバン以降、宇宙は膨張を続けているが、その平均密度がある臨界密度より小さい開いた宇宙の場合、永遠に膨張を続ける。その過程で、星形成が停止し、ブラックホールが増加し、やがてそのブラックホールもホーキング放射を伴って蒸発する。宇宙はバリオンが存在せず、光子だけが飛び交い、ほぼ絶対零度の極低温となる。その最終的な状態をビッグフリーズという。ビッグチル。→ビッグクランチ →ビッグリップ
ビッグリップ【Big Rip】
《ripは英語で「引き裂く」の意》宇宙終焉 (しゅうえん) のシナリオの一つ。ビッグバン以降、宇宙は膨張を続けているが、その平均密度がある臨界密度より小さい開いた宇宙の場合、永遠に膨張を続ける。2003年から行われた宇宙背景放射の詳細な観測から、宇宙全体のエネルギーのうち、宇宙の加速膨張を引き起こす暗黒エネルギーは約73パーセントを占めると見積もられている。膨張が加速を続けると、やがて重力で束縛された銀河系や惑星系は崩壊し、さらに原子や原子核を形作るクーロン力や核力も上回り、ばらばらになった素粒子が飛び交う宇宙となる。その最終的な状態をいう。→ビッグフリーズ →ビッグクランチ
ビッグデータ【big data】
膨大かつ多様で複雑なデータのこと。スマートホンを通じて個人が発する情報、コンビニエンスストアの購買情報、カーナビゲーションシステムの走行記録、医療機関の電子カルテなど、日々生成されるデータの集合をさし、単に膨大なだけではなく、非定形でリアルタイムに増加・変化するという特徴をもち合わせている。このようなデータを扱う新たな手法の開発により、2010年前後から、産業・学術・行政・防災などさまざまな分野で利活用が進み、意思決定や将来予測、事象分析が行われている。
ビッグスクーター
《(和)big+scooter》大型のスクーター。多く、排気量250cc以上のものをいう。
ビッグブラザー【big brother】
英国のジョージ=オーウェルの小説「一九八四年」に登場する架空の独裁者。転じて、国民を過度に監視しようとする政府や政治家を指す。パノプティコンと同じく監視社会の例えとして用いられる。
ビッグブルー【Big Blue】
米国のコンピューターメーカー、IBMの通称。ロゴなどのデザインに伝統的に青が用いられたことに由来する。
ビッグイニング【big inning】
野球で、1イニング(回)に大量点を取ること。また、大量点が記録されたイニング。 [補説]何点以上という決まりは特にない。