マイクロピペット【micropipette】
医療・理化学分野の実験で使われるピペットの一種。1マイクロリットルから1ミリリットル程度という微量の液体を、一定の容量で吐出することができる。→マクロピペット
マイクロサテライトたけい【マイクロサテライト多型】
DNA上に散在する数塩基単位の反復配列(マイクロサテライト)の反復回数に個人差があること。STR多型。STRP(short tandem repeat polymorphism)。→多型
マイクロプラスチック【microplastics】
海洋などの環境中に拡散した微小なプラスチック粒子。厳密な定義はないが、大きさが1ミリメートル以下、ないしは5ミリメートル以下のものを指す。海洋を漂流するプラスチックごみが紫外線や波浪によって微小な断片になったものや、合成繊維の衣料の洗濯排水に含まれる脱落した繊維、また研磨材として使用されるマイクロビーズなどが含まれる。
マイクロマネージメント【micromanagement】
上司が部下の業務を逐一監視したり、小さなことにまで干渉したりすること。
マイクロテセ【マイクロTESE】
非閉塞性無精子症の治療法の一つ。精巣を切開し、顕微鏡で観察しながら、精子を探し、採取する。顕微鏡下精巣内精子採取術。→TESE
マイクロアールエヌエー【micro RNA/mi RNA】
20から25程度の塩基で構成される低分子のリボ核酸(RNA)。遺伝情報の伝達やたんぱく質の合成を行わない特殊なRNAで、他の遺伝子の発現を調節し、細胞の発生・分化、および癌化 (がんか) などに関与すると考えられる。
マイクロカロリーメーター【microcalorimeter】
X線などの光子が物体に吸収されたときのわずかな温度上昇から、X線のエネルギーを正確に測定する検出器(カロリーメーター)。X線を吸収する素子を極低温に保ち、温度変化により超伝導から常伝導へ遷移する際の急激な抵抗値の変化を利用することで、非常に高いエネルギー分解能が得られる。X線天文衛星の観測機器に利用される。微少熱量計。
マイクログラビティー【microgravity】
⇒微小重力
マイクロソルダリング【microsoldering】
数ミリから数センチメートルの部品を半田付けすること。パソコンのメモリーや各種電子機器のICなどを基板に接合することを指す。微細半田付け。→ソルダリング
マイクロバイオーム【microbiome】
ある特定の環境に生息する微生物と遺伝情報の総体。微生物の集合体である微生物叢 (びせいぶつそう) に加え、それらのゲノムや発現する遺伝子群などを含む、より広い概念を表す。ミクロビオーム。