ワッセナーきょうやく【ワッセナー協約】
⇒ワッセナー‐アレンジメント
ワッセナーアレンジメント【Wassenaar Arrangement】
《「通常兵器及び関連汎用品・技術の輸出管理に関するワッセナー・アレンジメント(The Wassenaar Arrangement on Export Controls for Conventional Arms and Dual-Use Goods and Technologies)」の略称》地域の安定を損なうおそれのある通常兵器や技術などの移転・蓄積を規制する国際的な輸出管理体制。ココムの後継体制として1996年に発足。日本も参加している。法的拘束力はなく、参加国の紳士的な申し合わせとして存在する。名称は、オランダのワッセナー市で協議が行われたことから。ワッセナー協定。ワッセナー協約。新ココム。WA。
ワッセナーきょうてい【ワッセナー協定】
1 1982年にオランダの政労使間で締結された経済再生に関する政策合意「ワッセナー合意」のこと。 2 1996年に発足した、通常兵器等の国際的な輸出管理体制「ワッセナー‐アレンジメント」のこと。
ワッセナーごうい【ワッセナー合意】
1982年にオランダの政府・労働組合・経営者団体の代表者間で交わされた合意。賃金の抑制と労働時間の短縮によって雇用を確保する一方、財政支出を抑制し、減税を行うというもの。名称は、ハーグ郊外のワッセナーで締結されたことから。 [補説]オランダは1970年代に天然ガスの輸出を拡大したが、貿易黒字が通貨高や労働賃金の上昇を招き、深刻な不況に陥った(オランダ病)。ワッセナー合意に沿った一連の改革により、ワークシェアリングが導入され、1990年代までに失業率の低下・経済成長・財政黒字化を達成している。