不退転(ふたいてん)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・元よりそう云う苦しみの中にも、先生は絶えず悠然たる態度を示しながら、あの紫の襟飾とあの山高帽とに身を固めて、ドン・キホオテよりも勇ましく、不退転の訳読を続けて行った。しかし先生の眼の中には、それでもなお時として、先生の教授を受ける生徒たちの・・・
芥川竜之介
「毛利先生」
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・・・そのためには、先ずジャン自身が自分の人間としての努力と謙遜で不退転な善意とに満腔の信頼をおかなければならないのである。〔一九三七年十二月〕
宮本百合子
「ジャンの物語」
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