ごしきなます【五色膾】
大根・人参・椎茸・油揚げなどを彩りよく取り合わせ、三杯酢であえたもの。
ごしきのいと【五色の糸】
青・黄・赤・白・黒の5種の色をした糸。念仏者が臨終のときに阿弥陀仏の像の手から自分の手に掛け渡した糸。この糸によって極楽浄土に導かれるとされた。
ごしきのさけ【五色の酒】
カクテルの一。色彩・比重の異なる5種類のリキュールを一つのコップに入れ、色とりどりの層ができるようにしたもの。フランスで始まり、日本では明治末から昭和にかけて銀座で流行。
ごしきのせん【五色の賤】
律令制で、5種類の賤民。陵戸 (りょうこ) ・官戸 (かんこ) ・家人 (けにん) ・公奴婢 (くぬひ) ・私奴婢。このうち家人・私奴婢は私有民。五賤。
ごしきのみず【五色の水】
青・黄・赤・白・黒の5種の色をした水。灌仏会 (かんぶつえ) に仏の頭上にそそぎかけるもの。
ごしょくき【五色旗】
中華民国成立(1912)後、国民政府成立(1928)までの中華民国国旗。漢(赤)・満(黄)・蒙(藍)・回(白)・西蔵(黒)の五族共和を象徴する。