たいしゃいじょう【代謝異常】
生体内における代謝のはたらきが正常でないこと。また、そのために引き起こされる症状。生まれつき特定の酵素などが欠如している先天性のものと、痛風や糖尿病のように臓器障害によって起こるものとがある。
たいしゃしょうこうぐん【代謝症候群】
⇒メタボリックシンドローム
たいしゃせいけんこうしょうがい【代謝性健康障害】
肥満に起因または関連して起こる健康障害のうち、BMIが25未満の場合の肥満症の診断基準に用いられるもの。耐糖能障害・脂質異常症・高血圧・脂肪肝・冠動脈疾患・脳梗塞・肥満関連腎症・高尿酸血症・痛風の八つ。BMIが25未満でも、腹囲が男性85センチ、女性90センチ以上で代謝性健康障害のうち一つ以上を合併していれば肥満症と診断される。
たいしゃせいアシドーシス【代謝性アシドーシス】
糖尿病や腎不全などの代謝異常によって、細胞外液の重炭酸イオンが減少し、動脈血のpHが低下した状態。→アシドーシス →呼吸性アシドーシス
たいしゃかいてん【代謝回転】
生体の組織や細胞を構成する物質が、その総量をほぼ一定に保ちつつ、代謝によって交替する現象。ターンオーバー。
たいしゃけいろ【代謝経路】
生体内で連鎖的に起こる物質代謝に関わる一連の化学反応。細胞呼吸、解糖系、糖新生などがある。
たいしゃさんぶつ【代謝産物】
生体内の代謝によって生じる物質。代謝中間体および最終的な生成物をさす。代謝生成物。 [補説]代謝物質ともいうが、その場合、代謝による化学変化を受ける前の物質も含まれる。
たいしゃちゅうかんたい【代謝中間体】
生体内の代謝において、ある物質が最終的な代謝産物に至る過程で生じる物質。代謝中間物質。中間代謝物質。
たいしゃちゅうかんぶっしつ【代謝中間物質】
⇒代謝中間体