ていおんかくゆうごう【低温核融合】
高温高圧のプラズマ状態を必要としない核融合の方法。ミューオン触媒核融合や常温核融合などがあり、研究・実験が行われている。→熱核融合
ていおんかんりゅう【低温乾留】
セ氏500〜600度で行う石炭乾留。半成コークスや低温タールが得られる。
ていおんこうがく【低温工学】
セ氏零下150度程度から零下273度(絶対零度)における物質の独特の性質や動きを応用しようとする工学分野。気体の液化や超伝導・超流動などの現象を扱う極低温工学をいうことが多い。
ていおんさっきん【低温殺菌】
食品をセ氏60〜70度の温度で殺菌すること。高温では風味や色彩、成分の変化が生じやすいものを対象とし、牛乳では62〜65度で30分間の加熱殺菌が行われる。パスツールがワインの変敗防止のために考案した方法で、パスツーリゼーションともいう。
ていおんタール【低温タール】
石炭の低温乾留によって得られるタール。石油に近い炭化水素を成分とする。
ていおんますい【低温麻酔】
麻酔薬と神経の働きを抑える薬を投与するとともに、体表面を冷却し、体温を低下させて代謝を減少させる方法。冬眠麻酔。
ていおんやけど【低温火傷】
比較的低温の熱源に長時間触れていることで生じるやけど。痛みを感じにくい脚部などで起こりやすく、重症化しやすい。
ていおんていし【低温停止】
原子炉の核分裂反応が停止し、セ氏95度以下で原子炉が冷却・減圧されている状態。定期検査のため原子炉を長期間停止する場合に行う。冷態停止。CSD(cold shut down)。→冷温停止 →高温停止
ていおんぜいせい【低温脆性】
金属材料が温度低下によってもろくなる性質。この性質が顕著に現れる温度を延性脆性遷移温度という。
ていおんかび【低温黴】
普通のかびの増えにくい低温でも繁殖するかび。