やくもごと【八雲琴】
二弦琴の一種。長さ約1メートル、幅約12センチの木製の胴の上に、2本の弦を張った琴。左手中指にはめた管で弦の勘所を押さえ、右手食指にはめた爪で弾く。文政3年(1820)に伊予の中山琴主が創始したものという。出雲琴。
やくもさす【八雲さす】
[枕]雲が立ちのぼる意から、「出雲 (いづも) 」にかかる。「—出雲の児らが黒髪は」〈万・四三〇〉
やくもたつ【八雲立つ】
[枕]雲が盛んに立ちのぼる意から、「出雲 (いづも) 」にかかる。「—出雲建 (たける) が佩 (は) ける太刀」〈崇神紀・歌謡〉
やくものみち【八雲の道】
和歌の道。歌道。「雲井より馴れ来たりて、今も—に遊び」〈続古今・序〉