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《「ふるころも」とも》

[名]着古した衣服古着。ふるぎぬ。
    1. 「—打棄 (うちつ) る人は秋風の立ち来る時に物思ふものそ」〈・二六二六〉

[枕]が砧 (きぬた) でまた打つものであるところから、「また打ち」の音変化「まつち」と同音地名「まつち山」にかかる。
    1. 「—真土山 (まつちやま) より帰り来ぬかも」〈・一〇一九〉

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