唐金(からかね)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・店の次の間に大きな唐金の火鉢を出して主人がどっかり座っていた。「旦那さん、先ころはどうもありがどうごあんした」 あの山では主のような小十郎は毛皮の荷物を横におろして叮ねいに敷板に手をついて言うのだった。「はあ、どうも、今日は何の・・・
宮沢賢治
「なめとこ山の熊」
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・・・某が刀は違棚の下なる刀掛に掛けあり、手近なる所には何物も無之故、折しも五月の事なれば、燕子花を活けありたる唐金の花瓶を掴みて受留め、飛びしざりて刀を取り、抜合せ、ただ一打に相役を討果たし候。 かくて某は即時に伽羅の本木を買取り、杵築へ持・・・
森鴎外
「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
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