がいむあんぜんほしょうじょうきゅうだいひょう【外務安全保障上級代表】
EUの外交・安全保障・防衛政策を提案・調整・指導する、外務大臣に相当する役職。欧州連合理事会の外務理事会(EU外相理事会)の議長を務め、欧州委員会の副委員長を兼務する。任免は欧州理事会の特定多数決により、欧州委員会委員長の合意を得て行われる。任期は5年。EU外務・安全保障政策上級代表。通称、EU外相、EU外務大臣。 [補説]リスボン条約の発効に伴って2009年12月に設置された役職。それまでの共通外交・安全保障政策上級代表と欧州委員会対外関係担当委員の役職を統合したもの。初代は英国のキャサリン=アシュトン通商担当欧州委員(指名当時)が就任。
がいむきょう【外務卿】
明治2〜18年(1869〜85)の太政官制における外務省の長官。今の外務大臣に相当。
がいむこうむいん【外務公務員】
外務公務員法に規定する国家公務員。職務と責任の特殊性から、職階制・給与・任免などに特例をもつ。特命全権大使・特命全権公使・特派大使・政府代表・全権委員・外務職員など。
がいむしょう【外務省】
国の行政機関の一。外交政策の立案・実施、条約の締結、外交使節の交換など、対外関係事務を担当する。外務大臣を長とする。明治2年(1869)設置。MOFA(Ministry of Foreign Affairs)。
がいむしょうほうしょうひ【外務省報償費】
外務省が外交政策を円滑に遂行するために必要に応じて支出する経費。情報提供者への謝礼などに使われるとされる。使途は公表されない。外交機密費。 [補説]平成13年(2001)、外務省員が多額の報償費を私的流用した事件が発覚。併せて、外務省報償費の一部が内閣官房報償費に転用されている疑惑が浮上した。当時の自由民主党政権は否定したが、平成22年(2010)、民主党政権下で流用の事実が明らかにされた。外務省は、流用された外務省報償費について「官邸の外交用務に使用された」と説明している。
がいむだいじん【外務大臣】
国務大臣の一。外務省の長。明治18年(1885)の内閣制度により、外務卿から改称。外相 (がいしょう) 。
がいむじんじしんぎかい【外務人事審議会】
外務省の人事・勤務条件等について審査・調査を行い外務大臣に勧告を行う、外務省の審議会。昭和27年(1952)設置。
がいむいん【外務員】
「証券外務員」の略。
がいむいんしかくしけん【外務員資格試験】
証券会社や銀行などで金融商品取引業務を行う証券外務員の資格を取得するための試験。日本証券業協会が実施する。