うちゅうブイエルビーアイ【宇宙VLBI】
⇒スペースVLBI
うちゅうふうか【宇宙風化】
宇宙空間で起こる風化。空気がない天体の表面で太陽風、宇宙線、微小隕石の衝突によって岩石や鉱物が変質する作用をさす。月面のほか、探査機はやぶさがサンプル採取を試みた小惑星イトカワの表面で起きていることがわかっている。
うちゅうジェット【宇宙ジェット】
宇宙空間で見られるジェット現象の総称。原始星の双極分子流、電波銀河や活動銀河核に伴う光速に近い速度のプラズマ流などが知られる。いずれも重力源となる中心天体の周囲に降着円盤のような円盤状の構造が形成され、その鉛直方向に細く絞られたジェットが噴出する。コズミックジェット。
うちゅうはしゅせつ【宇宙播種説】
⇒パンスペルミア説
うちゅうはんしゅせつ【宇宙汎種説】
⇒パンスペルミア説
うちゅうこう【宇宙項】
アインシュタインの一般相対性理論に基づく重力場の方程式に導入された項。1917年に、アインシュタインが膨張も収縮もしない静的な宇宙モデル(アインシュタイン宇宙)を得るために導入し、その係数は宇宙定数とよばれる。重力場方程式において、宇宙項は銀河などの引力によって宇宙がつぶれないよう、斥力としてはたらく。のちにハッブルらの観測によって膨張宇宙説が正しいことがわかり、アインシュタイン自ら宇宙項の導入について誤りを認めた。近年、超新星や宇宙背景放射の詳細な観測から、宇宙が加速的に膨張していることが明らかになり、再び宇宙項の存在が支持されている。この斥力(負の圧力)の源は暗黒エネルギーとよばれているが、その正体はわかっていない。
うちゅうていすう【宇宙定数】
アインシュタインの一般相対性理論に基づく重力場の方程式に導入された定数。1917年に、アインシュタインが膨張も収縮もしない静的な宇宙モデル(アインシュタイン宇宙)を得るために導入した宇宙項の係数をさす。宇宙項は、重力場方程式において、銀河などの引力によって宇宙がつぶれないよう斥力としてはたらく。のちにハッブルらの観測によって膨張宇宙説が正しいことがわかり、アインシュタイン自ら宇宙項の導入について誤りを認めた。近年、超新星や宇宙背景放射の詳細な観測から、宇宙が加速的に膨張していることが明らかになり、再び宇宙項の存在が支持されている。この斥力(負の圧力)の源は暗黒エネルギーとよばれているが、その正体はわかっていない。
うちゅうかんきょうけいそくミッションそうち【宇宙環境計測ミッション装置】
国際宇宙ステーション(ISS)の地球周回軌道上の宇宙環境(中性子・重イオン・プラズマなど)の定量的計測や材料暴露実験、電子部品評価実験を行う装置。取得したデータは宇宙機器設計、関連領域の研究、ISSの運用、太陽活動の変化予報などに利用される。宇宙の百葉箱。SEDA-AP(Space Environment Data Acquisition equipment - Attached Payload)。
うちゅうこうくうけんきゅうかいはつきこうほう【宇宙航空研究開発機構法】
《正式名称は「国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構法」》宇宙航空研究開発機構(JAXA (ジャクサ) )の名称・目的・業務の範囲などについて規定した法律。ジャクサ法。 [補説]平成14年(2002)「独立行政法人宇宙航空研究開発機構法」として施行。平成26年(2014)改称。
うちゅうせいさくいいんかい【宇宙政策委員会】
内閣府に設置された審議会の一。内閣総理大臣の諮問に応じて、宇宙開発・宇宙利用に関する重要政策や経費の見積もり方針などの重要事項について調査審議を行う。宇宙開発戦略本部の機能を補完する組織として、平成24年(2012)7月に設置。これに伴い宇宙開発委員会は廃止された。