干(し)柿/乾し柿(ほしがき)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・みな干柿にするんですよ」と私も笑った。 柿の傍には青々とした柚の木がもう黄色い実をのぞかせていた。それは日に熟んだ柿に比べて、眼覚めるような冷たさで私の眼を射るのだった。そのあたりはすこしばかりの平地で稲の刈り乾されてある山田。それに続・・・
梶井基次郎
「闇の書」
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・・・旅のあいだは、来る日も来る日も、焼栗四つ、蜜柑二つ、干柿五つ、丸柿二つ、パン一つを役人から与えられて、わびしげに食べていた。 新井白石は、シロオテとの会見を心待ちにしていた。白石は言葉について心配をした。とりわけ、地名や人名または切・・・
太宰治
「地球図」
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