こうしんえ【庚申会】
「庚申待」に同じ。
こうしんこう【庚申講】
庚申待を行う集団で構成した講。経済上の互助や親睦 (しんぼく) を目的とするものもある。
こうしんしょうめん【庚申青面】
庚申待に祭る神。→青面金剛 (しょうめんこんごう)
こうしんそう【庚申草】
タヌキモ科の多年生の食虫植物。日本特産。高い山の岩壁に生える。ムシトリスミレに似るが、全体に小さく、葉に粘液があって虫を捕らえる。夏、約8センチの茎を出し、淡紫色の花を開く。栃木県日光市の庚申山で発見。特別天然記念物。
こうしんづか【庚申塚】
村境などに、青面金剛 (しょうめんこんごう) を祭ってある塚。多く、三猿 (さんえん) を石に彫ったものなどを一緒に立てる。
こうしんどう【庚申堂】
庚申待の祭神の青面金剛 (しょうめんこんごう) を祭ってある堂。
こうしんばら【庚申薔薇】
バラ科の常緑低木。主に5月ごろ紅紫色の花を開くが、四季を通じて咲く。名は、ほぼ隔月に庚申が来るように、たびたび花が咲くという意から。中国の原産で、庭園に植えられる。長春花。《季 春》
こうしんまち【庚申待】
庚申 (かのえさる) の日、仏家では青面金剛 (しょうめんこんごう) または帝釈天 (たいしゃくてん) 、神道では猿田彦神を祭り、徹夜する行事。この夜眠ると、そのすきに三尸 (さんし) が体内から抜け出て、天帝にその人の悪事を告げるといい、また、その虫が人の命を短くするともいわれる。村人や縁者が集まり、江戸時代以来しだいに社交的なものとなった。庚申会 (こうしんえ) 。《季 新年》
こうしんとう【庚申塔】
庚申塚に建てる石塔。多く、青面金剛 (しょうめんこんごう) と三猿 (さんえん) を彫る。→庚申塚