忍び音(しのびね)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・と答えると同時に、忍び音では有るが激しく泣出して終った。苦悩が爆発したのである。「何も彼も皆わたくしの恐ろしい落度から起りましたので。」 自ら責めるよりほかは無かったが、自ら責めるばかりで済むことでは無い、という思が直に※深く考・・・
幸田露伴
「雪たたき」
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・・・四月十四日 夜甲板の椅子によりかかってマンドリンを忍び音に鳴らしている女があった。下の食堂では独唱会があった。四月十五日 自分らの隣の椅子へ子供づれの夫婦が来た。母親がどこかへ行ってしまうと、子供はマーンマーマーンマーと泣き・・・
寺田寅彦
「旅日記から(明治四十二年)」
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