思い内にあれば色外に現る
《「礼記」大学から》心に思っていることは、自然に言葉の端や顔色に現れる。
思い半ばに過ぐ
《「易経」繋辞下から》考えて得るところが多い。なるほどと悟る。
思いも掛けない
思ってもみない。思いもよらない。「—◦ない結果」
思いも寄らない
思いつきもしない。全く予想しない。「試験に落ちるとは—◦なかった」
思い邪なし
《「論語」為政から》心が素直で、偽り飾るところがない。少しも邪悪な考えがない。
思いを致す
特にある物事に対し心を向ける。また、時間的・空間的に遠く離れた物事に心を向ける。「先人の努力に改めて—・す」
思いを掛ける
1 深い恋情を寄せる。恋い慕う。また、執着する。「長年—・けた人」 2 心配をさせる。「自らが名をも朽たし、母御に—・け申すことよもあらじ」〈謡・鳥追舟〉
思いを凝らす
心を集中して一心に考える。「新しい構想に—・す」
思いを遂げる
願っていたことを実現させる。望みを遂げる。「かねてからの—・げる」
思いを馳せる
遠く離れている人や物事を思いやる。「故郷の妻子に—・せる」