振(り)払う(ふりはらう)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ けれども、相手の女は、まるで一匹のたくましい雌馬のように、鼻孔をひろげて、荒い息を吐き吐き、せっせと歩いて、それに追いすがる女学生を振払うように、ただ急ぎに急ぐのである。女学生は、女房のスカアトの裾から露出する骨張った脚を見ながら、次第に・・・
太宰治
「女の決闘」
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・・・彼女は、力を入れて其を振払うようにした。「そう、お通しして」 出て見ると、照子は相変らず白粉けのない、さばさばした様子で、何のこだわりもなく「今日は――いつぞやは有難うございました」と挨拶した。愛は、楽な心持になった。「・・・
宮本百合子
「斯ういう気持」
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