ほうしゃスペクトル【放射スペクトル】
⇒発光スペクトル
ほうしゃせい【放射性】
物質が放射能をもつこと。また、その性質。
ほうしゃせいかくしゅ【放射性核種】
放射能をもつ核種。自然に放射線を放出して崩壊し、他の原子核に変わる原子核。ウラン系列・アクチニウム系列などに属し自然界に存在する天然放射性核種と、原子炉や加速器で作られる人工放射性核種とがある。
ほうしゃせいげんそ【放射性元素】
放射能をもつ元素。原子核が不安定で、自発的に放射線を放出して崩壊する。天然に存在するカリウム・ラジウムなどのほか、人工的に作られるアインスタイニウム・ノーベリウムなどがある。狭義には、安定同位体をもっていないウランなどをいう。単一原子をさす場合は放射性核種という。放射性原子。
ほうしゃせいこうかぶつ【放射性降下物】
核爆発実験や原子力発電所の事故などにより放出されて上層大気中に拡散し、地上に降下してくる放射性物質。フォールアウト。
ほうしゃせいしじやく【放射性指示薬】
ある物質の移動や変化を追跡するために使われるトレーサーのうち、放射性同位体を用いたもの。放射性トレーサー。ラジオトレーサー。
ほうしゃせいたんそねんだいそくていほう【放射性炭素年代測定法】
炭素の放射性同位体14(14C)を用いて行う考古学試料などの年代測定法。大気中に一定の濃度で含まれる炭素14が生物体にほぼ同濃度で取り込まれ、生物体が死ぬと、その半減期に従って減り続けるので、試料中の炭素14の量を調べると、その生物の生存年代がわかる。炭素年代測定法。炭素14年代測定法。炭素14法。C14法。C14年代測定法。ラジオカーボンデーティング。カーボンデーティング。
ほうしゃせいどういかく【放射性同位核】
⇒放射性同位体
ほうしゃせいどういげんそ【放射性同位元素】
⇒放射性同位体
ほうしゃせいどういたい【放射性同位体】
ある元素の同位体のうち、放射能をもつもの。天然に存在するほか、核反応を利用して人工的に作られ、すべての元素について知られている。ラジオアイソトープ(radioisotope)。RI。放射性同位元素。放射性同位核。