ほうしゃへいこう【放射平衡】
1 ある物体において、放射によるエネルギーの流出と流入とが釣り合っている状態。輻射平衡。 2 放射性元素の崩壊の系列で、新しく生じる核種の生成速度と消滅速度とが釣り合っていること。放射能平衡。
ほうしゃほう【放射法】
平板測量の一方法。1か所に平板を置き、方向と距離だけを測って縮図を作るもの。
ほうしゃれいきゃく【放射冷却】
晴れて風のない夜などに、地表面から熱が放出されて温度が下がり、地表近くの大地の気温も下がる現象。放射霧や遅霜、逆転層などの原因になる。
ほうしゃせいげんし【放射性原子】
⇒放射性元素
ほうしゃせいトレーサー【放射性トレーサー】
⇒放射性指示薬
ほうしゃせいはんちょう【放射性反跳】
放射性元素が放射線を放ち、放射線と反対方向に反跳すること。その速度と方向は運動量保存の法則に従い、反跳を受けた原子を反跳原子という。ニュートリノの存在は、電子捕獲に伴う原子核の反跳によって確かめられた。
ほうしゃせんでんち【放射線電池】
⇒原子力電池
ほうしゃせいたんそ【放射性炭素】
炭素の放射性同位体。質量数11と14の同位体があり、炭素11の半減期は約20分、炭素14の半減期は約5730年。通常、炭素14を指し、放射性炭素年代測定に利用される。
ほうしゃせいほかく【放射性捕獲】
原子核に1個または複数個の粒子が吸収されて、より重い原子核になる核反応。光核反応の逆過程であり、捕獲によってγ (ガンマ) 線(光子)が放出される。中性子捕獲、陽子捕獲などがある。
ほうしゃせんいがくそうごうけんきゅうじょ【放射線医学総合研究所】
量子科学技術研究開発機構の旧称。放医研。NIRS(National Institute of Radiological Sciences)。