ほうしゃそく【放射束】
単位面積を単位時間内に通過する放射のエネルギーを測った量。単位はワット。観測者の目に感ずる可視光線の量を測る光束(単位はルーメン)とは異なり、電磁波のエネルギー全体を対象とする。
ほうしゃてん【放射点】
⇒輻射点
ほうしゃでんねつ【放射伝熱】
⇒熱放射
ほうしゃとうきゅう【放射等級】
⇒輻射等級
ほうしゃせいようそ【放射性沃素】
ヨウ素の放射性同位体。ヨウ素129やヨウ素131など。核医学検査で放射性トレーサーとして用いられる。原子力災害で大量の放射性ヨウ素が放出され、人間の体内に取り込まれた場合、甲状腺に蓄積し癌 (がん) などの疾患を誘発するおそれがある。→安定沃素 →安定沃素剤
ほうしゃかいへん【放射壊変】
⇒放射性崩壊
ほうしゃかいへんけいれつ【放射壊変系列】
⇒崩壊系列
ほうしゃせんえいきょうけんきゅうしょ【放射線影響研究所】
放射線が人体に及ぼす医学的影響について調査研究を行う研究機関。広島・長崎の原爆被爆者に対する放射線の影響調査に重点を置く。日米両国政府が共同で管理運営する財団法人として昭和50年(1975)に発足。前身は原爆傷害調査委員会。放影研。RERF(Radiation Effects Research Foundation)。
ほうしゃせんかんりいん【放射線管理員】
原子力施設の放射線管理区域において作業員の被曝管理や作業区域の汚染管理を行う担当者。原子力施設を設置する事業者が独自に養成・認定している。放管員。
ほうしゃせんかんりくいき【放射線管理区域】
放射線障害の発生を防止するために法令に基づいて定められる区域。放射線障害防止法・医療法・労働安全衛生法などでそれぞれ規定されている。放射線障害防止法施行規則では、実効線量が3か月あたり1.3ミリシーベルトを超えるおそれのある場所や、空気中の放射性同位元素の濃度あるいは汚染した物の表面に付着した放射性同位元素の密度が国の定める基準を超えるおそれのある場所を管理区域としている。