ほうしゃせいくも【放射性雲】
⇒放射性プルーム
ほうしゃせいはいきぶつしょりしせつ【放射性廃棄物処理施設】
原子力発電所などから発生する放射性廃棄物を安全に保管し、埋設処分などを行うための施設。日本では低レベル放射性廃棄物の一部を青森県六ヶ所村の低レベル放射線廃棄物埋設センターで処分しているが、その他のほとんどの放射性廃棄物は、原子力施設や中間貯蔵施設に保管・貯蔵されている。→高レベル放射性廃棄物 →地層処分
ほうしゃせいぶっしつおせんたいしょとくべつそちほう【放射性物質汚染対処特別措置法】
《「平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法」の略称》福島第一原子力発電所事故による放射性物質の除染や汚染廃棄物処理の基本方針を定めた法律。平成23年(2011)8月公布。→除染特別地域 →汚染状況重点調査地域
ほうしゃせいプルーム【放射性プルーム】
気体状の放射性物質が大気中を雲のような塊となって流れる現象。放射性希ガス・放射性ヨウ素・ウランなどが含まれ、内部被曝や外部被曝の原因となる。放射性雲。
ほうしゃせんちりょうほう【放射線治療法】
⇒放射線療法
ほうしゃせんそくていしせつ【放射線測定施設】
⇒モニタリングポスト
ほうしゃせんけんしゅつき【放射線検出器】
⇒放射線測定器
ほうしゃせんかじゅうけいすう【放射線荷重係数】
放射線の人体への影響の程度を表す係数。ベータ線・ガンマ線・エックス線の影響度を1としたときの相対値で、中性子線は5〜20、アルファ線は20。放射線の種類による影響の強さの違いを補正するために用いられる。
ほうしゃせんそんしょう【放射線損傷】
放射線の照射による物質の損傷。原子炉の材料に格子欠陥などが生じ、外形や強度の変化、腐食の促進を引き起こす。β線やγ線に比べ、中性子、α線、核分裂片のような重粒子の方が損傷の度合いが大きい。黒鉛の損傷については、ウィグナー効果という。照射損傷。ラジエーションダメージ。レディエーションダメージ。
ほうしゃおんどけい【放射温度計】
物体が発する放射から非接触で温度を測定する装置の総称。従来、1000度以上の物体が発する黒体放射による可視光を用いる放射高温計が主流だったが、赤外線検出の性能向上にともない、比較的低温領域の物体の表面温度の測定が可能になった。非接触温度計。