むかしがたり【昔語り】
「昔話 (むかしばなし) 1」に同じ。 [補説]作品名別項。→昔語り
むかしこばん【昔小判】
慶長小判に先立って鋳造された小判。額面などは墨書されていた。
むかしごよみ【昔暦】
宣明暦 (せんみょうれき) の異称。
むかしざま【昔様】
昔のようす。昔のありさま。「—にても、かうまで遥けき野辺をわけ入り給へる心ざしなども」〈源・椎本〉
むかしぞめ【昔染め】
ずっと以前に染めたもの。また、昔風の染め模様。「茜縁 (あかねべり) の蚊屋 (かや) 、—のかづき」〈浮・五人女・二〉
むかしづくり【昔作り】
1 古風な作り方。「殿の造り様、初めは古体の—なりしかば」〈栄花・浅緑〉 2 古風な気質。昔かたぎ。「余所 (よそ) の親のやうに—で堅いばかりなれば」〈浮・禁短気・三〉
むかしとかげ【昔蜥蜴】
ムカシトカゲ科の爬虫 (はちゅう) 類。全長約60センチ。中生代に栄えた喙頭 (かいとう) 類とよぶ一群の、唯一の現存種。背にたてがみ状に突起が並び、頭頂部に退化した第3の目をもつ。ニュージーランド北島に分布。
むかしとんぼ【昔蜻蛉】
トンボ目ムカシトンボ科の昆虫。日本特産。体長約5センチ。体は黒色で黄斑があり、前翅 (まえばね) と後ろ翅は同形で、原始的な形を残す。幼虫は山間の渓流にすむ。
むかしながら【昔乍ら】
[副]昔のままで少しも変わらないさま。「—の町並み」
むかしなじみ【昔馴染み】
1 ずっと以前に親しかった人。また、ずっと以前から親しくしている人。「—に出会う」「—の仲間がそろう」「女将 (おかみ) とは—だ」 2 人に限らず、昔から親しくしているもの。かつて親しみを感じていたもの。「学生のころ住んだ町のラーメン屋で、—の味を楽しむ」