有り余る(ありあまる)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・と言って見る方の人だった。有り余る程の精力を持った彼は、これまで散々種々なことを経営して来て、何かまだ新規に始めたいとすら思っていた。彼は臥床の上にジッとして、書生や召使の者が起出すのを待っていられなかった。 でも、早く眼が覚めるように・・・
島崎藤村
「刺繍」
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・・・一方それとは全く反対に、有り余る金はあり、子供の教育に責任を負うに充分な丈の健康と知能とは持ちながら、所謂自由が味えない為、容色が衰えるなどと云う恐怖から、無良心に科学の発達を濫用する者の一群になると思います。 抑々、産児制限などと云う・・・
宮本百合子
「男女交際より家庭生活へ」
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