・・・――明治四三、七、二三『東京朝日新聞』―― 夏目漱石 「イズムの功過」
・・・――明治四四、七、一四『東京朝日新聞』―― 夏目漱石 「学者と名誉」
・・・という一句を残して行きたいから、それを朝日新聞に書いてくれないかと頼まれた。先生はそのほかの事を言うのはいやだというのである。また言う必要がないというのである。同時に広告欄にその文句を出すのも好まないというのである。私はやむをえないから、こ・・・ 夏目漱石 「ケーベル先生の告別」
・・・文科に入ったのも友人のすすめだし、教師になったのも人がそう言って呉れたからだし、洋行したのも、帰って来て大学に勤めたのも、『朝日新聞』に入ったのも、小説を書いたのも、皆そうだ。だから私という者は、一方から言えば、他が造って呉れたようなもので・・・ 夏目漱石 「処女作追懐談」
・・・――明治四三、一、五『東京朝日新聞』―― 夏目漱石 「『東洋美術図譜』」
・・・――明治四四、三、六―八『東京朝日新聞』―― 夏目漱石 「博士問題とマードック先生と余」
・・・――明治四四、四、一五『東京朝日新聞』―― 夏目漱石 「博士問題の成行」
・・・――明治四四、五、一八―二〇『東京朝日新聞』―― 夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
・・・誰のために立っているかと聞かれたら、社のために立っている、朝日新聞の広告のために立っている、あるいは夏目漱石を天下に紹介するために立っていると答えられるでしょう。それで宜しい。けっして純粋な生一本の動機からここに立って大きな声を出しているの・・・ 夏目漱石 「文芸と道徳」
・・・について、私たちの心には、計らずもつい四日前、朝日新聞紙上によんだ一つの記事が思いおこされた。それは「偽装の魅力『国民戦線』」という見出しの記事であった。「与党工作の舞台裏」で楢橋氏が首相を動かしているいきさつが解剖され、極めて興味あるくだ・・・ 宮本百合子 「一票の教訓」
出典:青空文庫