外から中性子の供給を受けることなく、核分裂反応が連続して起こる現象。ウランやプルトニウムなどの核分裂性物質は、原子核が中性子を1個吸収して核分裂を起こし、2〜3個の中性子を放出する。この中性子が他の原子核に吸収されて新たな核分裂を起こす。こうして次々と核分裂が続いて起こる状態。
[補説]原子炉では
制御棒で中性子の数を
調整することによって、一定の
出力が得られるように穏やかに連鎖反応を行わせている。
原子爆弾は連鎖反応を
急激に起こすことによって
瞬時に
膨大なエネルギーを
発生させる。