出典:gooニュース
JAEAなど、原子の磁気をその原子核の磁気と比較して測定する手法を開発
●磁気の強さに対する測定方法の課題 日本原子力研究開発機構(JAEA)、茨城大学、J-PARCセンター、総合科学研究機構(CROSS)、米国オークリッジ国立研究所の5者は5月15日、磁性体の磁力の源である磁性元素をその原子核の磁気によって特定し、原子の持つ小さな磁気の強さを、さらに小さな原子核の磁気と比較して簡便かつ正確に測定する新たな手法を開発したと発表した。
猿橋賞に関口仁子さん 原子核で働く力を研究
原子の中心にある原子核で働く力の研究で成果を上げた。 原子核は陽子と中性子で構成され、これらの粒子は特殊な力で結び付いている。粒子が三つ集まった場合は「三体核力」と呼ばれる力が働くと1950年代から予想されていたが、実証は困難だった。関口さんは、加速した陽子を衝突させる実験で、衝突後の散乱の様子から三体核力が働いていることを世界で初めて確かめ、2002年に発表した。
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