百日の説法屁一つ
長い間の苦労が、わずかな失敗のために無駄になってしまうことのたとえ。
ひゃくにちかつら【百日鬘】
歌舞伎の鬘の一。月代 (さかやき) の長くのびたようすを表現したもので、時代物の盗賊・囚人などの役に使う。
ひゃくにちさい【百日祭】
神道で、死後100日目に行う祭事。
ひゃくにちぜき【百日咳】
百日咳菌によって起こる小児の呼吸器系の感染症。学校感染症の一。感染症予防法の5類感染症の一。発症の1〜2週間は感冒に似た咳をし、夜間に多くなる。続く2〜6週間は痙攣 (けいれん) 性の激しい咳の発作が繰り返し起こるが、発作のないときは健康時と変わらない。さらに2〜3週間、軽い発作がみられるが、しだいに消失する。予防接種が有効。
ひゃくにちそう【百日草】
キク科の一年草。高さ約90センチ。葉は長卵形で、茎を抱くように対生する。夏から秋にかけて、大きな花を開く。花は寿命が長く、一重であるが、八重の園芸種もあり、色も紅・紫・白など豊富。メキシコの原産で、江戸末期に渡来し、観賞用。ジニア。《季 夏》「病みて日々—の盛りかな/古郷」
ひゃくにちてんか【百日天下】
1 ナポレオン1世が1815年にエルバ島を脱してパリに入り、帝政を復活してから、ワーテルローの戦いで敗北し退位するに至った約100日間の支配。 2 短期間の政権をいうたとえ。
ひゃくにちぼっけ【百日法華】
他宗の者が、病気平癒などを祈るため、一時的に法華宗信者になること。
ひゃくにちまいり【百日参り】
「百日詣 (もう) で」に同じ。
ひゃくにちもうで【百日詣で】
100日間、同じ神社・仏寺に参って祈願すること。百日参り。
ひゃくにちさいばん【百日裁判】
事件を受理した日から100日以内に判決を行うことが求められている裁判。公職選挙法に規定されている、選挙の当選人や連座制対象者による一定の選挙犯罪に関する訴訟など。 [補説]他に、選挙の効力に関する訴訟(公職選挙法)や、人事官の弾劾に関する裁判(国家公務員法)などがある。