じせいたい【磁性体】
1 磁性のある物質。強磁性体・常磁性体・反磁性体などに分けられる。 2 特に、強磁性体のこと。
じせいはんどうたい【磁性半導体】
強磁性と半導体の両方の性質をもち、それらが強い相関をもつ物質の総称。スピントロニクスの材料として用いられる。
じせいりゅうたい【磁性流体】
界面活性剤を用いて水や油に磁性体の微粒子を分散させたもの。流体自体が磁性をもつように振る舞い、磁石に引き寄せられたり、磁極付近で磁力線に沿って突起を形成(スパイク現象)したりする。MR(magnetorheological)流体。
じせいたいナノりゅうし【磁性体ナノ粒子】
⇒磁性ナノ粒子
じせいナノりゅうし【磁性ナノ粒子】
数ナノメートルから数十ナノメートル程度の大きさの磁性をもつ粒子。磁気記憶装置の高密度化が可能なほか、医療分野においては交流磁場の下で発熱する性質を利用し、がん細胞を熱で死滅させる温熱療法の研究が進められている。ナノ粒子磁性体。磁性体ナノ粒子。
じせいぜつえんたい【磁性絶縁体】
磁性をもつ絶縁体。絶縁性の高い磁性体。
じせいおんどけい【磁性温度計】
磁性体の磁化率が温度とともに変化する性質を利用した温度計。0.5〜30ケルビンという極低温域において、1ミリケルビン程度の高精度で測定できる。