いわいのぜん【祝(い)の膳】
祝儀のときに出される膳。熨斗 (のし) ・昆布・勝ち栗 (ぐり) をつける習慣がある。
いわいばし【祝(い)箸】
祝儀、特に、正月の膳に用いる白木の箸。太箸。《季 新年》「刈柴の中から選りて—/蝶衣」
いわいび【祝(い)日】
祝い事のあるめでたい日。しゅくじつ。
いわいべ【斎瓮】
神酒 (みき) を盛るための素焼きのつぼ。いんべ。「—を斎ひほりすゑ」〈万・三七九〉
いわいぼう【祝(い)棒】
小正月の、粥占 (かゆうら) ・成木 (なりき) 責め・嫁たたきなどの行事に用いる棒。ヌルデ・柳・栗などで作る。いわいぎ。
いわいもの【祝(い)物】
祝いとして贈る物、贈られる物。
いわいざかな【祝い肴】
祝いの膳に用いる、酒の肴。正月料理の場合には、関東では黒豆・数の子・ごまめ、関西では黒豆またはごまめ・数の子・たたきごぼうを用いることが多い。
いわいだいこん【祝(い)大根】
ダイコンの一品種。直径3センチ程で細く小さい。輪切りにして、正月の雑煮に用いる。奈良県を中心に、主に関西で栽培される。
いわいまく【祝(い)幕】
祝い事の際に掛ける幕。特に、歌舞伎で、襲名や初舞台などに際して後援者から贈られる特製の引幕。