縛り首(しばりくび)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・「林右衛門めを縛り首にせい。」 宇左衛門は、半白の頭を傾けた。年よりもふけた、彼の顔は、この頃の心労で一層皺を増している。――林右衛門の企ては、彼も快くは思っていない。が、何と云っても相手は本家からの附人である。「縛り首は穏便で・・・
芥川竜之介
「忠義」
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・・・これが無礼と見られ遂に権兵衛は縛り首にされ、一族は山崎の屋敷で悲惨な最期をとげてしまった。 武家時代の社会で君臣という動かしがたい社会の枠の中に、このようになまなまと恐ろしい人間性格の相剋が現実すること、そして、その相剋する力がその枠を・・・
宮本百合子
「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
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