腰紐(こしひも)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・私の弟のやさしい従順な家内が、あんなに朝から晩まであれこれ心をくばって暮しているのに、腰紐に小さい鈴が一つくっついていて、朝身じまいをするときだの、夜着物をきかえる時だの、何処かでチリリと鳴ったとしたら、やっぱりそれはわるい心地もしないだろ・・・
宮本百合子
「小鈴」
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・・・が、誰も答えず、志津が、立ち上って腰紐を締めなおしながら、「どう、おばあさんお鮨でもおごろうじゃあないの」と云った。せきは、上の空で、「そうさねえ」と応じながら、熱心に志津の八反の着物や、藤紫の半襟を下から見上げた。「―・・・
宮本百合子
「街」
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