ふくまくえん【腹膜炎】
腹膜の炎症。化膿菌 (かのうきん) や腫瘍 (しゅよう) などによって起こり、急性では虫垂炎などから二次的に起こることも多く、激しい腹痛や嘔吐 (おうと) ・下痢 (げり) などを伴う。
ふくまくかせいねんえきしゅ【腹膜仮性粘液腫】
⇒腹膜偽性粘液腫
ふくまくぎせいねんえきしゅ【腹膜偽性粘液腫】
腹膜にゼラチン状の粘液が貯留・充満する病気。虫垂や卵巣にできた粘膜性腫瘍 (しゅよう) が腹膜に転移して起こる場合が多い。腹部が膨満し、食欲不振・腹痛・吐き気などを呈する。発症率は100万人に1人程度とされ、原因は不明。治療法は確立されていない。腹膜偽粘液腫。腹膜仮性粘液腫。
ふくまくぎねんえきしゅ【腹膜偽粘液腫】
⇒腹膜偽性粘液腫
ふくまくとうせき【腹膜透析】
腹膜を利用した透析療法のこと。腹部に挿入した穴から透析液を注入し、循環させた後に排出させる。人工透析よりも身体への負担が少なく、自宅で行うことが可能。PD(peritoneal dialysis)。