おとしだね【落(と)し胤】
「落とし子1」に同じ。
おとしたまご【落(と)し玉子】
1 すまし汁や味噌汁の中に鶏卵を落とし入れた料理。 2 熱湯の中に生卵を割り入れてゆでたもの。ポーチドエッグ。
おとしてんじょう【落(と)し天井】
⇒落ち天井
おとしどころ【落(と)し所】
もめ事や話し合いの妥協点。双方が納得する決着点。「関税交渉の—を探る」
おとしぬし【落(と)し主】
お金や品物を落とした人。
おとしばなし【落(と)し話/落(と)し噺】
しゃれや語呂合わせを使って、最後をおもしろく結ぶ話。落ちのある話。→落語
おとしぶた【落(と)し蓋】
1 鍋などの容器の中にすっぽり落ち込み、直接材料にかぶさるふた。漬物桶のものもいう。さしぶた。 2 箱の側面をふたとし、左右の溝に沿って上げ下げして開閉するもの。
おとしぶみ【落(と)し文/落(と)し書】
1 政治批判など公然とは言えないことを書いて、人目につきやすい所に落としておく文書。落書 (らくしょ) 。 2 甲虫目オトシブミ科の昆虫の総称。小形でゾウムシに似るが、首が長い。体色は黒・赤などで光沢がある。クヌギ・ナラなどの葉を巻いて巻物の書状に似た巣を作り、卵を産みつける。その後、切って地上に落とすものや、そのままとするものがある。《季 夏》「音たてて落ちてみどりや—/石鼎」
おとしまえ【落(と)し前】
《もと、てき屋などの隠語》もめごとの後始末。また、そのための金品。「けんかの—をつける」
おとしまく【落(と)し幕】
歌舞伎などの舞台の幕で、ひもを引くと落ちるように仕掛けたもの。振り落とし幕。