かさいおどり【葛西踊(り)】
念仏踊りの一。江戸時代、武蔵国葛西の農民が鉦 (かね) ・太鼓・笛の囃子 (はやし) で、江戸の大路を踊り回ったもの。葛西念仏。泡斎 (ほうさい) 念仏。
かさいねんぶつ【葛西念仏】
1 「葛西踊り」に同じ。 2 歌舞伎下座音楽の一。葛西踊りの囃子 (はやし) を模したもので、鉦 (かね) と太鼓を三点ずつ一緒に打つ。農家・仏寺・土手などの寂しい場面や、立ち回り、殺し場に用いる。
かさいのり【葛西海苔】
昔、葛西辺りの海でとれた海苔。
かさいばやし【葛西囃子】
江戸中期、武蔵国葛西で始められたといわれる祭り囃子。現在の東京都およびその周辺の祭り囃子の祖とされる。
かさいぶね【葛西舟】
葛西の農産物を江戸へ運んだり、肥料用に江戸の糞尿 (ふんにょう) を葛西へ運んだりするのに用いた舟。
かさいかいひんこうえん【葛西海浜公園】
東京都江戸川区にある公園。平成元年(1989)開園。二つの人工干潟とその水域からなり、葛西臨海公園と橋でつながっている。平成30年(2018)ラムサール条約に登録された。
かさいりんかいこうえん【葛西臨海公園】
東京都江戸川区にある都立公園。葛西海浜公園と橋でつながる。平成元年(1989)開園。面積約80万5000平方メートル。園内には葛西臨海水族園や大観覧車などがある。
かさいりんかいすいぞくえん【葛西臨海水族園】
東京都江戸川区の葛西臨海公園内にある水族館。平成元年(1989)の開館。総水量は約3160トン。水量約2200トンの大水槽を中心に、600種以上の海や淡水の生き物を飼育・展示する。