ほうらいおり【蓬莱織】
縦糸に濃淡2色または4色の糸、横糸に1色の絹糸を用いて浮き文様を織り出した織物。
ほうらいかざり【蓬莱飾り】
関西で、新年の祝儀の飾り物の一。三方 (さんぼう) の盤の上に白米を盛り、熨斗鮑 (のしあわび) ・搗 (か) ち栗・昆布・野老 (ところ) ・馬尾藻 (ほんだわら) ・橙 (だいだい) ・海老 (えび) などを飾ったもの。江戸では食い積みと呼んだ。蓬莱山。
ほうらいさん【蓬莱山】
「蓬莱」に同じ。 「蓬莱」に同じ。 1 「蓬莱飾り」に同じ。 2 「蓬莱台」に同じ。
ほうらいしだ【蓬莱羊歯】
イノモトソウ科の常緑シダ。高さ20〜30センチ。葉柄はつやのある黒褐色。葉は羽状に細かく分かれ、羽片はゆがんだ扇形で、先端に胞子嚢 (ほうしのう) 群がつく。亜熱帯から熱帯に広く分布。園芸用に栽培される。
ほうらいだい【蓬莱台】
1 蓬莱山をかたどって作った山形の台。その上に、松竹梅・鶴亀・翁 (おきな) と嫗 (おうな) などを取り合わせて飾り、祝儀に用いるもの。蓬莱山。 2 「蓬莱飾り」に同じ。
ほうらいちく【蓬莱竹】
イネ科の竹。高さ約5メートル。節から多数の枝を出し、葉は先がとがり、枝の両側に並ぶ。中国からインドシナの原産で、暖地で栽培される。土用竹。
ほうらいとう【蓬莱島】
「蓬莱」に同じ。
ほうらいのしま【蓬莱島】
「蓬莱」に同じ。「竜頭鷁首 (りゅうとうげきしゅ) の舟に載せて、—をぞ求めける」〈太平記・二六〉
ほうらいのやま【蓬莱山】
「蓬莱」に同じ。「人の見及ばぬ—」〈源・帚木〉
ほうらいまい【蓬莱米】
台湾で栽培された日本種の稲や、これをもとに改良された品種などからとれた米。