やくぶつらんよう【薬物濫用】
定められた用法・用量を超えて医薬品を使用すること。また、治療の目的以外で医薬品を使用したり、医薬品でない薬物を不正に使用したりすること。→薬物依存 [補説]アルコールや市販薬の過剰摂取から、麻薬・覚醒剤・危険ドラッグなどの使用、シンナーの吸引まで、広く含まれる。
やくぶつらんようずつう【薬物濫用頭痛】
片頭痛や緊張型頭痛のある人が頭痛治療薬を頻繁に使用することによって生じる頭痛のこと。MOH(medication-overuse headache)。
やくぶつけんさ【薬物検査】
1 被検者が、特定の薬物を使用しているかどうかを確認するための検査。尿・毛髪・血液などを分析し、法令や規則で使用が禁止されている薬物やその代謝物の有無を調べる。→ドーピングコントロール →規制薬物 2 医療で、投薬治療している患者の血液中の薬物の濃度を測定すること。薬の効果や副作用を確認し、適切な投与量を知るために行う。
やくぶつそうごさよう【薬物相互作用】
複数の薬物を併用したときの相互作用。薬効への影響や副作用など。
やくぶつしもん【薬物指紋】
薬品などの化合物が、その原料や製造方法の違いによって示す特徴。不純物の割合や結晶構造がわずかに異なることを利用して、同種複数の化合物の異同を判断できる。主に科学捜査において、覚せい剤や毒物の分析に用いられる。化学指紋。