豆絞(り)(まめしぼり)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ 薄手のお太鼓だけれども、今時珍らしい黒繻子豆絞りの帯が弛んで、一枚小袖もずるりとした、はだかった胸もとを、きちりと紫の結目で、西行法師――いや、大宅光国という背負方をして、樫であろう、手馴れて研ぎのかかった白木の細い……所作、稽古の棒・・・
泉鏡花
「開扉一妖帖」
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・・・くりの店を谷町九丁目の夜店で張っていると、そんなところへも色町からくりだした踊りの群が流れこんできて、エライコッチャエライコッチャと雑鬧を踊りの群が入り乱れているうちに、頭を眼鏡という髪にゆって、襟に豆絞りの手拭を掛けた手古舞の女が一人、ど・・・
織田作之助
「アド・バルーン」
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