じょうがんきゃくしき【貞観格式】
弘仁11年(820)以後の格式を、藤原良相のち藤原氏宗らが編纂 (へんさん) したもの。格は貞観11年(869)、式は貞観13年(871)に成立。格12巻、式20巻。
じょうがんじだい【貞観時代】
主として日本美術史における時代区分の一。→弘仁貞観時代
じょうがんせいよう【貞観政要】
中国、唐の太宗と家臣たちとの政治上の議論を集大成し、分類した書。10巻。唐の呉兢 (ごきょう) 撰。720年以降成立。治道の規範書として歴代皇帝の必読書とされ、日本でも広く読まれた。
じょうがんでん【貞観殿】
平安京内裏十七殿の一。内裏中央の北端にあり、常寧殿の北に位置した。皇后宮の正庁で、後宮の事務をつかさどった。御匣殿 (みくしげどの) 。
じょうがんのち【貞観の治】
中国、唐の太宗の治世。賢臣・名将に補佐され、官制の整備、領土の拡大、学芸の奨励により、国力を充実させた。
じょうがんじしん【貞観地震】
貞観11年5月(869年7月)、三陸沿岸を襲った大地震。倒壊と津波による被害で、多数の死者が出た。特に津波は多賀城下を襲い、内陸部まで広く水浸しとなった(貞観の大津波)。地震の規模はマグニチュード8.3。
じょうがんのおおつなみ【貞観の大津波】
⇒貞観地震