ぼうえきいそんど【貿易依存度】
一国の経済が貿易に依存している度合いを示す指標。国民総生産または国民所得に対する輸出額・輸入額の比率で表す。
ぼうえきがいしゅうし【貿易外収支】
商品貿易以外の国際収支。運輸・保険・旅行・投資などのサービス取引に伴って生じる収支。
ぼうえきぎん【貿易銀】
明治4年(1871)の新貨条例によって発行された貿易決済用の1円銀貨。
ぼうえきぎんこう【貿易銀行】
貿易金融を主要業務とする銀行。かつての東京銀行や国際協力銀行など。
ぼうえききんゆう【貿易金融】
商品の輸出入取引に必要な資金の融通。輸出金融・輸入金融・現地金融に大別できる。
ぼうえきじゆうか【貿易自由化】
関税や輸入数量制限などの非関税障壁を緩和・撤廃し、貿易面での国際間の交流を自由にすること。
ぼうえきしゅうし【貿易収支】
一国の輸出と輸入の差額。日本では「国際収支統計」の貿易収支(決済ベース)と、「貿易統計」の輸出入額から算出されるもの(通関ベース)がある。 [補説]財務省が毎月発表する「貿易統計」は税関を通過した貨物を集計の対象とし、税関に提出された諸報告書を資料として作成される。輸出は運賃・保険料を含まないFOB価格、輸入は運賃・保険料を含むCIF価格で計上される。一方、日本銀行と財務省が共同で毎月発表する「国際収支統計」の貿易収支では、一般商品のほかに、加工用財貨、船舶や航空機など動産の修理費、輸送手段用に調達した燃料や備品、非貨幣用金なども取引の範囲に含まれる。貿易統計のデータを基礎資料として、IMFが定めたマニュアルに準拠して作成されるが、税関を通過したかどうかにかかわらず、所有権が移転した時点で取引を認識し、輸出入ともFOB価格で計上される。なお、昭和41年(1966)にIMF方式の国際収支統計が導入される以前は、日本銀行が毎月発表していた「外国為替統計」に基づいて外国為替の受取・支払の差額で貿易収支(為替ベース)が算出されていた。
ぼうえきしょう【貿易商】
商品の輸出入を営業とする個人、または会社。貿易業者。
ぼうえきじょうけん【貿易条件】
⇒交易条件 (こうえきじょうけん)
ぼうえきじり【貿易尻】
貿易収支の帳尻。輸出入の決算額。