ぼうえきてがた【貿易手形】
商品の輸出入に要する資金を調達するために振り出される手形。
ぼうえきふう【貿易風】
緯度30度付近にある亜熱帯高気圧帯から赤道に向かって吹く、ほぼ定常的な偏東風。北半球では北東の風、南半球では南東の風となり、海洋上で特に顕著。恒信風 (こうしんふう) 。 [補説]名称は英語trade windの訳。原義は「通り道の風」で、帆船時代、常に同じ海路をとれるほど一方向から吹く風であることから名付けられたもの。
ぼうえきほけん【貿易保険】
貿易保険法に基づき、外国貿易・海外投資などの対外取引で、通常の保険では救済できない危険から輸出業者・輸入業者・仲介貿易業者・融資銀行などを保護し、その損失の塡補 (てんぽ) を目的として政府が引き受ける保険。平成13年(2001)より独立行政法人日本貿易保険が引き受け実務を実施、平成17年(2005)より民間の参入が開始された。 [補説]戦争や為替取引の制限など契約当事者にとって不可抗力の事態や相手方の倒産等によって貨物を輸出できない、あるいは代金・貸付金を回収できない場合などに適用される。
ぼうえきまさつ【貿易摩擦】
貿易不均衡をめぐって関係国間で発生する紛争。通商摩擦。
ぼうえきとうけい【貿易統計】
日本の貿易に関する統計。税関に提出される輸出申告書や輸入申告書などをもとに作成され、財務省が月次で公表する。通関統計。
ぼうえきじゆうかこうしょう【貿易自由化交渉】
2国間または多国間で、関税を下げたり輸入制限を撤廃したりして自由な貿易を行うための交渉。
ぼうえきりっこく【貿易立国】
資源の乏しい国が、外国から原油・鉱石等の鉱産物、また原材料の類を輸入して国内で加工し、製品を輸出して得た利益で国の経済を維持すること。日本もその一。
ぼうえきじゆうかりつ【貿易自由化率】
一国の全貿易品目のうち、関税がなく自由に貿易できる品目数の割合。
ぼうえきほけんほう【貿易保険法】
輸出入や海外投資などの対外取引において、戦争・内乱や為替取引の制限あるいは相手方の倒産など、通常の保険では救済されないリスクによって企業が被る損失を補塡する貿易保険の制度、および独立行政法人日本貿易保険の設立や業務の範囲について規定した法律。昭和25年(1950)制定。
ぼうえきのぎじゅつてきしょうがい【貿易の技術的障害】
国際貿易において、各国が独自に定める規格や基準認証制度が商品の自由な流通を阻害していること。TBT(technical barriers to trade)。