しつりょうけっそん【質量欠損】
原子核を構成している陽子と中性子の質量の総和から、原子核の質量を引いた差。陽子と中性子とが原子核を構成するとき、結合エネルギーを得るため、ある程度の質量を失うことから生じる。
しつりょうこうどかんけい【質量光度関係】
恒星の質量と絶対等級(光度)の関係。光度は質量のほぼ3〜4乗に比例する。
しつりょうさようのほうそく【質量作用の法則】
化学反応における重要な法則の一。化学平衡が成立しているとき、反応物質の各濃度の積と生成物質の各濃度の積との比は、一定温度のもとにおいては一定であるという法則。
しつりょうすう【質量数】
原子核を構成している陽子と中性子の数の和。
しつりょうスペクトル【質量スペクトル】
質量分析器などで、イオンをその質量と電荷との比に応じて分け、大きさの順に並べたもの。
しつりょうたんい【質量単位】
質量をエネルギーの単位で表したもの。相対性理論によれば、静止した質量mの物体はmc2(cは光の速さ)のエネルギーで表される。
しつりょうちゅうしん【質量中心】
物体の質量がその点に集中しているとみなせる点。物体が運動するとき、質点と同じ運動をし、重心と一致する。
しつりょうふくしゃ【質量輻射】
恒星の内部の非常に高温な所では、物質自体が燃焼して放射エネルギーに転換するという仮説。
しつりょうふへんのほうそく【質量不変の法則】
⇒質量保存の法則
しつりょうぶんせき【質量分析】
加速したイオンが電場や磁場の中を通るときに、その電荷と質量との比に応じて進路が曲がることを利用した分析法。同位体の区別・定量などに用いられる。マススペクトロメトリー(MS)。