輿入れ(こしいれ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ねえさんがこの家へ輿入れになった時、始めてこの鉢を見て珍しい草だと思ったが、今でも故郷の姉を思うたびにはきっとこの池の竜舌蘭を思い出す。今思い出したのはこの鉢であった。 池を隔てて池の間と名のついたこの小座敷の向かい側は、台所に続く物置・・・
寺田寅彦
「竜舌蘭」
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・・・ 天正十一年になって、遠からず小田原へ二女督姫君の輿入れがあるために、浜松の館の忙がしい中で、大阪に遷った羽柴家へ祝いの使が行くことになった。近習の甚五郎がお居間の次で聞いていると、石川与七郎数正が御前に出て、大阪への使を承っている。・・・
森鴎外
「佐橋甚五郎」
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