雲水(うんすい)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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ある夏の日、笠をかぶった僧が二人、朝鮮平安南道竜岡郡桐隅里の田舎道を歩いていた。この二人はただの雲水ではない。実ははるばる日本から朝鮮の国を探りに来た加藤肥後守清正と小西摂津守行長とである。 二人はあたりを眺めながら、・・・
芥川竜之介
「金将軍」
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・・・ あいにく留守だが、そこは雲水、風の加減で、ふわりと帰る事もあろう。「まあ一服さっせえまし、和尚様とは親類づきあい、渋茶をいれて進ぜますで。」 とにかく、いい人に逢った。爺さんは、旧藩士ででもあんなさるかと聞くと、「孫八とこ・・・
泉鏡花
「燈明之巻」
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