霊界(れいかい)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・五ヵ月後、彼が遂に死んだ時も、母はこの濁世に生きるには余り清純であった息子の霊界への飛翔という風に、現実の敗北を粉飾してその心にうけとったのであった。 その時十三ばかりの少女であった妹は、自分も自殺したら母が少しは可愛がってくれるように・・・
宮本百合子
「母」
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・・・ような筆致でこの霊界物語を書いている。龍江という女のことばをかりて、力をこめ「人間は何千年もかかって人間と自然界の万物といろいろな意味で区別しようとする方へばかり盲滅法に歩いて来た」から、そのひとりよがりが「魂をこんなにさびしくした」のだ。・・・
宮本百合子
「文芸時評」
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