せいしえいせい【静止衛星】
地上からは静止しているように見える人工衛星。赤道上の高度約3.6万キロの円軌道上を、地球の自転と同じ周期で同じ向きに公転する。気象衛星・通信衛星などに利用。
せいしエネルギー【静止エネルギー】
静止している物体がもつエネルギー。その大きさは、相対性理論では静止質量と光速の2乗の積で表され、素粒子物理学では素粒子の質量に等しい。
せいしが【静止画】
特に動画に対して、連続していない単独の画像。主にデジタル化された動きのない画像のことを指し、印刷したイラスト・写真や絵画のことを、ふつう静止画とはいわない。→動画
せいしかく【静止核】
細胞が分裂過程に入っていない時期の細胞核。休止核。
せいしきどう【静止軌道】
人工衛星がとる軌道の一つ。地球の自転と同じ周期で公転する円軌道のこと。地上からは見かけ上、静止しているように見えるため、通信衛星や気象衛星の軌道として利用される。静止衛星軌道。GEO(geostationary earth orbit)。GSO(geostationary orbit)。→静止衛星
せいししつりょう【静止質量】
相対論的力学で、質量を速度によって変化する値と定義するときに、速度零の場合の質量。ニュートン力学における質量と等しい。
せいししりょく【静止視力】
静止している物を見分ける能力。動体視力に対していう。
せいしでんい【静止電位】
生物体の筋肉や神経などの組織で、興奮時でなくても生じている膜電位。細胞膜の内外で電位差を生じ、これによって電流が流れる。→活動電位 →生物電気
せいしでんりゅう【静止電流】
生物体に静止電位が生じたときに流れる電流。→活動電流
せいしまさつ【静止摩擦】
ある面上に静止している物体が面に沿って動きだすとき、その接触面から抵抗を受ける現象。物体が動きだす直前に最大となる。→運動摩擦