頼母子/憑子(たのもし)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・これはまた学問をしなそうな兄哥が、二七講の景気づけに、縁日の夜は縁起を祝って、御堂一室処で、三宝を据えて、頼母子を営む、……世話方で居残ると……お燈明の消々時、フト魔が魅したような、髪蓬に、骨豁なりとあるのが、鰐口の下に立顕れ、ものにも事を・・・
泉鏡花
「菎蒻本」
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・・・ そんな考えから、親爺は、借金や、頼母子講を落した金で、ちびり/\と田と畠を買い集めた。破産した人間の土地を値切り倒して、それで時価よりも安く買えると彼は、鬼の首を取ったように喜んだ。 七年間に、彼は、全然の小作人でもない、又、全然・・・
黒島伝治
「浮動する地価」
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